非常識な食事療法実践の前に押さえておきたい! 血糖値とインスリンの関係

みなさんこんにちわ。 北習志野えんどう内科 院長のえんどうです。

本日のお話は、
「非常識な食事療法の実践の前に押さえておきたい
血糖値とインスリンの関係」
についてです。

糖尿病理解にあたって
「根っこ」の部分となるお話ですので、
リラックスして読んでみてくださいね。

では、さっそく始めていきましょう!

糖尿病の理解にあたって欠かせないもの・・・

それは「インスリン」です。

インスリンのお話を理解しやすくするために
まずは「血糖値」のお話からさせていただきますね。

クルマがガソリンを燃料にして動くように、
わたしたちの体は血液中のブドウ糖を燃料にして動いています。

ブドウ糖は、ごはんやパンなどの炭水化物、
イモ類やお菓子などの糖分に含まれています。

食事からとったブドウ糖が血液中に溶け込んで全身に運ばれることでエネルギーとして働き、
私たちの脳や筋肉、内臓が動いて
生命が維持される仕組みになっているのです。

この血液中のブドウ糖の値が「血糖値」です。
血糖値は食事をすると増え、約2時間をピークに減っていきます。

血糖値は食事のほか、さまざまな原因によって変動しますが、
健康な人の体内では変動する血糖が上手にコントロールされ、
いつも一定の値の範囲で保たれています。

では、なぜそんなことができるのでしょうか。。

そのひみつこそ、、、「インスリン」にあります。
インスリンは、すい臓という臓器でつくられています。

食事によって血糖値が上がると、
すい臓がこの動きをすばやくキャッチし、
血糖値を下げるためにインスリンを分泌します。

インスリンの働きによって
私たちのカラダは血糖をとり込んで日常で必要なエネルギーとして
利用したり、余分なエネルギーはたくわえたり、
また、全身の細胞の増殖を促したりもしてくれています。

こうして、食後に増加した血糖値は
インスリンによって速やかに下がって一定量に保たれる
というサイクルをくり返すわけです。

インスリンの働きについて
なんとな~くご理解していただけましたでしょうか(^^)/

ではここからは
なぜ人は糖尿病になってしまうのか・・
というお話をしていきたいと思います。

わたしたちの生命活動に欠かせない「血糖値」
その血糖値を最適な範囲でコントロールしてくれている「インスリン」
この両者のバランスによって、
糖尿病が発症しないようにしてくれているわけですね。

裏を返せば・・・

もし、インスリンの分泌量が少なかったり、
きちんと分泌されても、インスリンの効きが悪くなると、
血糖値が正常範囲を超えて高い状態が続きます。

この状態がある一定基準を超えてしまう病気
それこそが「糖尿病」なのです。

①インスリンの分泌量が少なくなるか
②インスリンの「効きが悪くなるか」

のいずれかまたは両方があると、糖尿病になってしまいます。

はい。
ここ、とっても大事なので、もう一回くり返しますね。

人が糖尿病になる理由は2つしかありません。

①インスリンの分泌量が足りないこと
(インスリン分泌不足)
②インスリンはきちんと分泌されているんだけど、効きが悪くなる原因があること
(専門用語はあまり使いたくないのですが、
このことをインスリン抵抗性といいます)


「効きが悪くなるってなに?」と思われますよね。

ちょっと例をあげてみましょう。

あなたが、
プリンターでキレイな印刷物をおこなうことを想像してみてください。

インク=インスリン
印刷物がキレイ=血糖値がきちんと下がる(糖尿病にかからない)
印刷物が汚い=血糖値がきちんと下がらない(糖尿病発症)
のイメージです。

インクが十分出ていれば、
キレイに印刷できますね。
これは、
インスリンの分泌がしっかりできている状態です。
インクの残量が少ない(インスリンの分泌が少ない)
状態だと、印刷物が汚く(糖尿病)なってしまいます。

仮にです。
インクが十分出ていたとしても

カートリッジの損傷・劣化
ドラムの劣化
プリンターの転写ロールの汚れ

などにより、印刷物が汚く(糖尿病)なってしまうことがありますね。

これが、インスリンの「効きが悪い状態」です。
インク(インスリン)自体はたくさんあるんだけど、
キレイに印刷する(血糖値を下げて糖尿病を発症しない)までの
過程に問題がある」場合です。

カートリッジの損傷・劣化
ドラムの劣化
プリンターの転写ロールの劣化・汚れ

これらの「過程」に糖尿病で相当するものは、
筋肉や肝臓といった血糖値を取り込んでくれる臓器にあたります。

ちょっと難しい話になってきたので、
今回の話をまとめますと

人が糖尿病になってしまうには
2つの原因しかないわけです。

①インスリンの分泌量が足りないこと
(インスリン分泌不足)
②インスリンはきちんと分泌されているんだけど、効きが悪くなる原因があること
(専門用語はあまり使いたくないのですが、
このことをインスリン抵抗性といいます)


今回は糖尿病を理解するにあたっての根っこの部分
「血糖値とインスリンの関係」についてお話をさせていただきました。

このお話をあえて先に選んだのは、
今後「非常識な食事療法」のお話を進めていくにあたり
理解がスムーズになれると考えたためです。

次回のお話は
「太ってしまう本当の原因とは」です

糖尿病でお困りの方だけではなく、
ダイエットで悩んでいる方にも知っていただきたいお話です。

どうぞお楽しみに(^^)/

えんどう