糖尿病でも存分に食べていい食材5選

みなさんこんにちは。 北習志野えんどう内科 院長のえんどうです。
今回のテーマは 「非常識な食事療法編」です。
なにかと食事に制限がかかる糖尿病・・
今回のお話は、糖尿病患者さんでも安心してたくさんとってOK!
そんなステキな食材についてのお話です (^^)!
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
糖尿病の人にとって食事の内容は非常に大きな問題です。

食べたいものも食べれない・・
食べ過ぎると先生からは小言を言われる・・

食事は人間三大欲の1つでもあり
毎日の生活に欠かせないものですね。
今こそ見つめ直してみましょう。

キーワードは・・・
「腸内細菌」です。

★知っておきたい! 糖尿病の人におススメの食材5選!

1)ヨーグルト
ハーバード公衆衛生大学院栄養学部の
フランク・フー教授らによる大規模臨床試験の結果、

「ヨーグルトを毎日28g食べていると、
2型糖尿病を発症するリスクが18%減少する」


という研究結果が得られました。

ちなみにヨーグルト28gは
「ティースプーン山盛り2杯半分に相当」します。

なぜヨーグルトには、
糖尿病を予防してくれる効果があるのでしょうか?

糖尿病の人の血糖値が上がってしまう原因のひとつに、
インスリンの分泌量が落ちていることがあげられます。

膵臓から分泌されるインスリン
血糖値を下げてくれる働きがある為、
糖尿病の予防にはなくてはならないものです。

今から100年以上も昔のこと
何者かがすい臓にインスリンの分泌命令を出しているのでないか?
という研究がなされました。

その研究により発見されたものこそが
「すい臓へインスリン分泌の指令を出している黒幕・・」
だったのです。

「インクレチン」
という腸内ホルモンです。

腸内ホルモンである「インクレクチン」には
「インスリンの分泌を促す効果」があることがわかりました。

では、インクレチンとヨーグルトの関係とはいったい・・

ヨーグルトには腸内環境を整えてくれる効果があります。
じつは、インクレクチンの働きは腸内環境の影響を
ものすご~く受けます。

つまり、毎日ヨーグルトを食べることは
「腸内細菌を増やしてかつ働きやすい環境を整えること」
へとつながり、

インクレチンの分泌促進⇒インスリンの分泌促進⇒糖尿病の予防
糖尿病へ対しての黄金方程式が成り立つわけです。

ヨーグルトは腸内環境を整えるための食品としても脚光を浴びており、
乳酸菌を始め、さまざまな善玉菌を含有した商品も販売されています。

ヨーグルトで腸内環境を整え、腸内細菌を増やした結果
インクレチンを活発化させ、インスリンの分泌をアップさせる。
⇒「血糖値がしっかりと下がる」というわけです。

※別の記事で紹介させていただきますが
この「インクレチン」に着目して開発された糖尿病のお薬もあります。
「DPP4阻害薬」や「GLP1製剤」とよばれるお薬なのですが
もしかしたら、今この記事を読んでいただいているあなたも
今飲んでいただいているかもしれません
このお話については、また今度ゆっくりと!(^^)!

2)水溶性食物繊維を含む食べ物
腸内環境を整えるという理由で、水溶性食物繊維も欠かせません。
なぜなら、
腸内細菌は水溶性食物繊維を食べて増えていくから。

ヨーグルトで腸内環境を整えた後は、
増えた腸内細菌にしっかりエサを与え、
モリモリ元気になってもらう必要があります。

元気になった腸内細菌は
インクレチンをバシバシ出してくれます。

結果、インスリンはたっぷりと分泌されて
血糖値がボカンと下がるわけです。

水溶性食物繊維には、
キノコや根菜、ワカメやコンブなどの海藻類、
納豆やオクラ、メカブやもずくなど、
いわゆるねばねば系食品があります。

ご飯がどうしても必要という方は
白米を玄米や五穀米に変えてもよいでしょう。
水溶性食物繊維が白米の「2倍」も含まれています。

※注意点・・根菜類のなかでもジャガイモやサツマイモなどの
       イモ類には糖質が多いため、食べ過ぎには注意です。

3)緑黄色野菜
血糖の調節を行うためにまず摂りたいもの
それが緑黄色野菜です。

緑黄色野菜には
ブロッコリーやにんじん、ほうれん草、ピーマン、小松菜など
色が濃く、カロテンが多く含まれる野菜があります。
特徴は、糖質が少なく、ビタミンやミネラルが豊富という点です。

緑黄色野菜はエネルギー量が低めの割に
食事のカサを増すこともできて
全体のボリュームを抑えられるため、
食事の最初にたくさん食べておきましょう。

炭水化物を摂取する前に緑黄色野菜を食べることで、
血糖値の上昇をゆるやかにすることができ、
お腹を満たす効果も期待できます。

4)魚
緑黄色野菜の次に食べたいのがタンパク質です。
タンパク質のなかでも、
特に糖尿病の人におすすめなのが「魚」です。

魚には良質の脂肪酸が豊富に含まれています。

この脂肪酸の一種に
エイコサペンタエン酸(EPA)や
ドコサヘキサエン酸(DHA)があります。

これらの成分にはインスリンの働きを活発にし、
血糖値を下げてくれる効果があります。

さらに、EPAとDHAには血液を固まりにくくし、
「血液をサラサラにする」という働きも持っています。

そのため、脳梗塞や心筋梗塞といった
「血の固まりが原因」
でなってしまう病気を予防する効果も期待できます。

また、血中コレステロールを低下させる働きもあるため、
動脈硬化の予防にも重要な役目を果たしてくれます。

EPAやDHAが特に多く含まれる魚として
サバやサンマ、イワシなどの青魚、
ウナギ、サケなどを積極的に摂取するのがおすすめです。

5)オリーブオイル
詳しくはわたしの書かせていただいているブログ
(夏のトレンド 地中海式ダイエットの記事で書いてあります。
ダイエットに興味ある方は是非とも読んでみてください)

油というと敬遠しがちですが、
オリーブ油は血糖値を下げてくれるのに
一役買ってくれる素材です。

オリーブオイルは、オレイン酸が豊富です。
このオレイン酸は、酸化しにくい不飽和脂肪酸で、
抗酸化物質のポリフェノールがと~っても豊富です。

体内の中性脂肪やコレステロールを低下させ、
動脈硬化を防いでくれて、
血液をサラサラにしてくれる働きもあります。

糖尿病の場合、血糖値が高い状態になり、
血液がドロドロとなるケースがあります。

糖尿病の合併症である網膜症や神経障害などは
ドロドロ血液と密接な関係があるので、
血液をなるだけサラサラに保つことが大切なのです。

合併症を防ぐ意味からも、
血管を守る働きのあるオリーブオイルを
積極的に調理に使っていきましょう。

はい。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

今回は「糖尿病でも存分に食べていい食材5選」
についてのお話でした。
なにかと食事制限の多い糖尿病。
そんな中でも、たくさんとってOKな食材もたくさんあります。

ホントは食べたいのに、
食べれないと思ってついついガマンをしてしまう・・

お得な「情報」を知っているか知っていないかだけで、
相当なストレスの差につながってしまいます。

今後も、読者の皆様にとって、
役に立つ情報のみを、バシバシ書いていきたいと思います。

それではまた!
次回は
「お酒飲み必須の記事!アルコールと糖尿病の関係」
についてです。

どうぞお楽しみに!
北習志野えんどう内科 院長 えんどう
=============================
【今日の自分への問いかけ】
あなたはふだんの食事でどんなことに気をつけていますか?
食材によっては好きなだけ食べていいものや
食べ方の順番に気を付けるだけで、
たくさん食べていいものもたくさんあります。
糖尿病専門サイトでは、
そういったちまたであまり知られていない「有益な情報」を
たくさんみなさんに届けていきたいと思います。
その中で、
あなたが取り入れる価値があると思ったものを
積極的に取り入れていただき、実践していただけたらと思います
HbA1c7.0%未満を目標に(^^)/
一緒に糖尿病コントロールを行っていきましょう!