運動がうまくできない人に共通する3つのタイプ
今回のテーマは 「運動療法編」です。
運動した方がいいのはわかっているけどできない・・
20代の80%以上が運動不足であることがわかっています
そこで、この記事では運動不足で悩む人が、
無理なく運動不足が解消できるようにお手伝いします。
できることから始めるだけで、あなたの人生が変わります。
「わたしはコレだ!」っていうものがあれば、是非取り入れてみてくださいね!(^^)!
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あなたはどのタイプ?
運動がうまくできない人に共通する3つのタイプをまずは診断しよう!
自分がどのパターンか知ることで、取れる対策も変わってきます。
Aタイプ:とにかく忙しくて運動する時間がとれないタイプ
仕事で帰宅が遅くなってしまったときに、
ジムなどへ足を運ぶのが面倒になります。
結果、運動する時間がとれなくて運動不足になってしまうのです。
このタイプのあなたにおススメの方法は、2つあります。
1)日常の移動手段は階段オンリーで!
つまり、日々の生活をすべて階段のみにしてしまいます。
「階段の上り下りくらいでそんなに変わるの・・?」と思うかもしれません。
しかし、階段を登ることは、軽いジョギングのカロリー消費に匹敵します。
電車移動や会社内、買い物などで積極的に階段を使うことで、
個人差はありますが、
エスカレーターやエレベーターでの移動と比較して
「100キロカロリー以上」の差が
期待できます。
少しの努力をコツコツ積み上げていくことは、
必ず大きな変化につながります。
ぜひとも意識して、生活の中に取り入れてみてください。
2)1日の中で立っている時間を増やす
バスや電車の中で席が空いている・・見るとついつい座りたくますよね。
このあま~い誘惑に勝ちましょう。
1日の中で立っている時間を増やすこと自体が運動 なのです。
わたしたちが普段立っているとき、
座っている時と比較して消費カロリーが「2倍近く」違います。
ここで、立っていることの凄さを証明する驚きの調査結果です。
イギリスの名門チェスター大学のジョンバックリー氏が行った調査の結果
「1日の間に3時間立っている時間を増やすだけで
1年間で約3.6kg分の脂肪が燃焼できる」
ことがわかりました。
「週5日間、1日3時間立つ時間を確保すれば、
年に10回フルマラソンを走るのと同じカロリー消費量が得られる」
という報告もあります。
「1日9時間座ったまま過ごした場合に比べ、
糖尿病のリスクが12%、心臓病のリスクが47%低下する」
こともわかっています。
研究データが示す通り、
「立つこと自体が立派な運動」なのです。
決して無理しすぎることはありませんが、
余裕がある場合は積極的に立ってみましょう!(^^)!
Bタイプ:運動がそもそもあまり好きではないタイプ
糖尿病をよくするために運動しなければいけないのはわかっているんだけど
そもそも運動が楽しく感じられないんだよね・・・
運動に対するモチベーション上がらないあなたには、
「~しながら運動」がオススメです。
言葉の通りなのですが、何かをやりながら運動をするのです。
多くの方は「運動をするぞ!」と決めると、
「ジョギングしないといけない」
「フィットネスクラブに通ってトレーニングをしないといけない」
と思いがちです。
しかし、私たちは気付かない間に
日常生活の中で相当な量の運動をしているのです。
では、具体的にみていきましょう。
1)お出かけ
「えっ。どういうこと?」って思われましたか?
あなたがもしお出かけ好きなら、それはとってもナイスな習慣です。
外に出かけるだけでも、気付かないうちに結構な歩行運動になっています。
しかも、「運動をしているぞ!」という実感がないので、
気がついたら1日でかなりの距離を歩いている。なんてこともあります。
ディズニーランドなんかは最高の「~しながら運動」と言えますね。
(年パスを持っていてもさすがに毎日行くのは無理でしょうが(笑))
何気なく外に出かけている時間
この時間もカラダにとってはちゃんとした運動になっているのです。
ここでひとつ、大切なポイントです!
「~しながら運動」には歩数計を持つことをおススメします。
しながら運動の凄さをリアルタイムで実感するためです。
体重が60kgの人の場合
10分で約700m(35kcal消費)
20分で約1.4km(70kcal消費)
1時間では約4.2km(210kcal消費)
もの運動効果が期待できます。
※歩数計は、アマゾンでしたら2000円ぐらいで買えますし、
最近では携帯で無料のアプリもあります。
Cタイプ:やる気はあるのだけれどもどうやったらいいのか分からないタイプ
運動をしようという意思はある。
けれども、どうやったら良いのか
「やり方」がわからないタイプです。
このタイプのあなたは
トレーニング施設や運動教室などの会員に今すぐなって
「とにかくまずやってみる」ことがおススメ!
何種類か試した中から
自分の好きなものが必ず見つかりますし
プロトレーナーのアドバイスによって、
運動効果も自信も高まります。
Cタイプのあなたは以下の3つを行ってみてください。
1)明確な目標を紙に書きだす
運動だけに限りませんが、新しいことをはじめる時には、
明確な目標がなければ継続的に行うことは難しいです。
ポイントは・・・
細部までディテールこだわること!
とにかく具体的にすることです。
ちょっと想像してみてほしいんですが、
仮にあなたがハワイの情報が欲しいとして
「いつかはハワイに行く!」 というのと
「8月10日までにハワイに行く!」
どちらがハワイの具体的な情報が集まるでしょうか?
当然、後者ですよね。
人は、
行動を具体的ににすればするほど動きやすい生き物である
ことが、脳科学の研究からもハッキリとわかっています。
運動する明確な理由、目的、手段を
なるだけ具体的に書いてみましょう。
例えば、
「運動不足で増えてしまった体重を2ヶ月で2キロ落とす。
そのために毎日最寄駅の一つ前から歩いて帰る」
「雨の日は会社の移動はすべて階段にする、1日200段」
のように,数字を入れて書くことで具体性が増します。
2)運動に対するMyルールを決める
明確な目標ができたら、それを実現するために
毎日できるMyルールを作りましょう。
例えば、「会社の中は階段を使うぞ」 とか
「歩数計だけは毎日つけて出社するぞ」など。
この目標に対して、できた日は「◎」を、できなかった日は「〇」を
カレンダーなど、よく目にするところへ大きく記入するのです。
ここで大切なポイントは2つ。
①決まりごとの敷居は決して高くしない事
②できない日は×ではなく〇をつける(できた日は◎)
1つずつ説明していきますね。
①決まりごとの敷居は決して高くしない事
初めからアクセル全開の目標設定は
早期の挫折につながりかねません。
毎日必ずできるくらいのレベルから始めて
、徐々にレベルアップしていきましょう。
ドラクエで例えると、始めはスライムが倒せればいいのです。
レベルアップを繰り返して、ゴーレムあたりを倒しつつ、、
最後にゾーマを倒しましょう(年代がバレそうですね・・(笑))
②できない日は×ではなく〇をつける(できた日は◎)
「×」は絶対につけない事。
わたしたちは、とにかく「×」をつけられるのが嫌いな生き物です。
小学生の頃を思い出してみてください。
算数や国語のテストで
先生からどでかい「×」をつけられると嫌な気持ちになりませんでしたか?
逆に、「〇」よりも「花丸」や「◎」の時のテストは
すっ飛んで帰って母親に見せたい気持ちになりませんでしたか?
できた日は「◎」できなかった日も「〇」でいいのです。
そうやって自分をほめ殺して、
モチベーションをあげて継続していきましょう。
3)流行りのニュースポーツを取り入れよう
ニュースポーツとは、アメリカにおいて
20世紀後半以降に新しく考案・紹介されたスポーツのことです。
種類は数十種類にも及ぶのですが、
別名レクリエーションスポーツとも呼ばれています。
体力向上や健康維持、高齢者の介護予防などを目的に、
勝敗よりも運動の楽しさ、人との交流、健康・体力づくりなどに
重点を置いたスポーツです。
和気あいあいとみんなでふれあいながら運動できるというのが、
最大の魅力でしょう!(^^)!
はい。
本日の記事は以上になります。
いかがでしたか?
今回は
「運動がうまくできない人に共通する3つのタイプ」
についてのお話でした。
もしも、あなたがこの3つのどれかのタイプに当てはまるようでしたら
是非とも今回の記事をお役に立てていただけたらと思います。
北習志野えんどう内科 院長 えんどう
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【今日の自分への問いかけ】
あなたはふだんの生活でどんな運動に気をつけていますか?
普段意識していなくても、
ちゃんとした運動になっていることも実はたくさんあるのです。
「運動=きつくて大変なもの」という概念自体を変えてしまうことが、
運動成功への第一歩です。
HbA1c7.0%未満を目標に(^^)/
ぜひ!一緒に糖尿病コントロールを行っていきましょう!!(^^)!
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