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知られざる糖尿病とアルコールの関係

【本日のテーマ】
「知られざる糖尿病とアルコールの関係」


今回のテーマは 「アルコール」です。

世界における日本の飲酒ランキングは70位前後
男女別でみると男性がおよそ82%、女性60%です。
20代前半に限ると男性が83.5%、女性が90.4%と、
女性が男性よりも上回っており、女性の飲酒率は年々増加しています。
仕事終わりの交流や日々のストレスの発散など、
お酒を飲む理由は人それぞれあるかと思います。
今回は「糖尿病との関係」にフォーカスをあてて
お話をしていきたいと思います!
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【お酒にまつわる豆知識】
「60:35:5」・・・  

あなたはこの比率をみて何の比率かわかりますか?
「スッ」と答えのわかる方は、

わたしのような生活習慣病が専門の医師か、
お酒の専門家or関係者の方か、
超のんべーさんです(笑)

答えを先にいってしまうと、

60%が「酒が強いいわゆる酒豪」、
35%が「そこそこ飲めるがあまり酒には強くない中間派」、
5%が「酒がまったく飲めない下戸」という比率です。

よく、女性の方が男性よりお酒が弱いっていいますね。
その本当の理由をご存じでしょうか?

驚くなかれ、「体重」にその秘密が隠されています。

体重の約7%は血液でできているのですが
血液内のアルコールの量で酔いの状態が変わるため、
体重の軽い人=血液量の少ない人ほど、
同じ量のアルコールを飲んでも
血中アルコール濃度が高くなり、酔いやすくなります。

一般的に、男性に比べて女性の方がお酒に弱いというのは
「体重の差(血液量の差)」に秘密があったのです。

【気になる糖尿病とアルコールの関係】

「アルコールと健康の関係」の記事を書こうとしたら、
超膨大な量になってしまうため
【糖尿病専門サイト】では、
糖尿病との関係だけにとどめておきます。

糖尿病以外の健康や病気についてのお話は
【北習志野えんどう内科健康ブログ】
の方で書かせていただいています。

【健康】に興味のあるあなたは是非とも読んでみてくださいね!(^^)!
今すぐクリック! ブログへ

では、さっそく本題に入っていきましょう。

「どうせアルコールはやめろとか書くんでしょ・・」
「医者からもアルコールは一切飲むなって言われているし・・」

そう思われたあなた!

「糖尿病専門サイト」のタイトルを覚えていただいていますか?

「非常識な食事療法」

これからアルコールと糖尿病の関係における
あなたの常識をくつがえします。

すなわち・・・

「アルコールは糖尿病予防にいいんです!」

では、説明していきましょう。

南デンマーク大学国立公衆衛生研究所が行った研究結果です。
成人7万6,484人を対象にした結果、

「飲酒習慣が全くない人と比べて、
男性では週に14杯、女性では週9杯飲酒をする人」


2型糖尿病の発症リスクが最も低いことが分かったのです。
(低下率はなんと男性で43%、女性で58%!

しかも、それだけではありません。

「分けて飲む方がさらに効果的」と判明!

「週3回から4回飲酒する人は、
1週間お酒を全く飲まない人と比べ
2型糖尿病になる可能性が30%低下する!」

こともわかりました。

すなわち、糖尿病リスクの低減のために
「飲酒の頻度」も大切!
ということが明らかにされたのです。

さらに、さらに、

糖尿病リスクの低減効果は、
アルコールの中でも「ワイン」が最も高く、
男女ともにワインを週に7杯以上飲む人では、
週に1杯未満の人と比べて、
2型糖尿病リスクは30%も低下しました。

う~ん。すごいですね。

ここで、もう一つおもしろい実験結果です。

下の図を見てください。
「American Journal of Clinical Nutrition」という
超有名な医学雑誌のデータです。

「白いパンを食べた場合」、「ビールを飲んだ場合」、
「ワインを飲んだ場合」、「ジンを飲んだ場合」
血糖値とインスリンの関係を示した図になります。




結果を見ると、
パンだけを食べた場合が最も太りやすく、
次がビールを飲んだ場合です


なぜこの順番になるのか・・・
「糖尿病専門サイト」を
初めから読んでいただいているあなたなら
0.2秒で答えられることでしょう!(^^)!

「太ってしまう本当の原因とは」
の記事で書かせていただきましたが
キーワードは「糖質」です。

ご存知の通り、パンは糖質のかたまりですし、
ビールはお酒の中でも特に糖質の多い飲み物です。

対して、糖質の圧倒的に少ない「ワイン」や「ジン」は
太りにくくなることも、グラフから読み取れます。

※余談ですが、ワインでは
「赤」よりも「白」の方が痩せる
ということもドイツでの研究で分かっています。

ただ、専門家の1人で、米メイヨークリニックのAdrian Vella氏は
「今回の研究では飲酒と糖尿病リスクとの関連が示されたに過ぎず、
これを根拠に飲酒量をどんどん増やすことは推奨されない」
と述べています。

氏の述べる通り
お酒の飲みすぎは、
一部のがんや心臓病、肝臓病を含む病気の一因になるため、
必要以上に飲みすぎることはやめた方がいいでしょう。

もうひとつ
現在糖尿病の治療中でお酒を飲まれる方へ
覚えておいてほしいことがあります。

「アルコールは低血糖の危険性を高める」

アルコールは飲みすぎると低血糖を起こしやすくなります。
食事を十分にとらずに飲酒すると、特に低血糖になりやすいです。

これは、アルコールを過剰に飲むと、
体の中で糖を作り出す働きが抑制されてしまうためです。

インスリン注射や内服薬などで治療中の患者さんは、
低血糖がより起こりやすい状態のため
食事をほとんどとらずに飲酒することは避けましょう。

内容としては
高タンパク質の食品(豆腐・枝豆・イワシなど)が良いでしょう。

糖質の取りすぎは・・・血糖値悪化につながってしまいますね。

はい。
本日のお話は以上になります。

いかがでしたでしょうか?

お酒に限ったことではありませんが、
「過度」はよくありません。

しかし、
「アルコールには糖尿病予防効果がある!」
という、一見思いもよらない事実をお話させていただきました。

これからも、

「世の中では健康の常識と考えられているけど・・
 本当は違うんだよ!」 

というお話をドシドシ書いていきたいと思います。
どうぞお楽しみに!(^^)!

北習志野えんどう内科 院長 えんどう
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【今日の自分への問いかけ】
あなたはこれまで、
「お酒は糖尿病に悪い!」と言われ続けてきませんでしたか?
もちろん、「過ぎたるは及ばざるがごとし」
飲みすぎはよくありません。
しかし、糖尿病の予防効果がある!
というデータがあるのです。
これは紛れもない事実です。
糖尿病だから、食事やお酒が何でもダメダメというわけではありません。
そんな知られざる「食と健康のお話」を、
【糖尿病専門サイト】ではズバッと書いていきます。
HbA1c7.0%未満を目標に(^^)/
ぜひ、一緒に糖尿病コントロールを行っていきましょう!